実例のご紹介

             

[社葬・お別れの会]

地域の患者様に愛された医院長先生のお別れの会

 

医療法人の理事長(先生)がご逝去され、ご親族を招かれての家族葬を執り行いました。後日、地域の患者様や大切にされている先生方をお招きし、お別れの会を開催しました。患者様が普段、来慣れている場所、そして先生方には院長の職場をご紹介する、という意味で病院の外来を会場にしました。

当日は雨模様で足元が悪いなかでしたが、患者様や付き添いのご家族様など約420名様にご会葬を頂きました。病院のスタッフの皆様には、駐車場の誘導や、医院入口でのご記帳の案内、受付における記帳カードのお預かり、会場(待合室)への誘導などをお手伝いいただきました。

ご家族のご意向でご遺影にはアートフラワーの額花を施し、爽やかで清潔感があるホワイト&グリーンの色合いで柔らかいアーチ状を描くデザインの花祭壇をお飾りしました。

医院長先生は、毎年東京ドームにて開催されている『世界らん展』に10年間出展を続けられ数々の賞を受賞される技術をお持ちでした。また、地域のラン同好会の代表を長年お勤めになられるなど、ランに造詣が深い方でしたので、献花にはホワイトとピンクの『デンファレ』をお選び頂きました。普段、来院されている患者の皆様は、ゆっくりと前方の花祭壇にお進み頂き、先生とのお別れをされていました。

花祭壇の右側には、医院長先生の数々の功績を展示しました。また、枕の研究では第一人者であり、取り上げられたテレビや新聞、雑誌などを纏めて記事にして、医師としてのあゆみや趣味の活動とともに二つ折りの栞にしまして、お渡ししました。

患者の皆様による献花が終了するころには、会場中央にある天窓から陽が差しこみ、医院長先生がお別れ会の様子をずっと見守って下さっているかのようでした。

普段は、受付窓口として利用している場所にクロスをひきサンドウィッチやオードブル、フィンガーフード、フルーツの盛合せ、ケーキなどのお食事を置かせて頂き、サイドテーブルに紅茶やコーヒー等のお飲物を自由にお取り頂けるようにしました。

打合せの際に、院長先生の奥様から「20年ほど前に『この外来でクラッシックの音楽の演奏をしてもらう中でお別れの会を行う事も素敵ですね』と音楽家の従妹と話をしていた際、傍らで夫もニコニコと話を聞いており、後日、夫は娘たちにもその話をしていました」とお話がありました。その意向を実現する為、今回、従妹に相談すると、従妹は息子さんご夫妻に演奏を委ね「先生にお世話になったお礼に…」と一家6人でかけつけてくれました。当日は、会場内は心地よい音色に包まれていました。

司会者による開式の言葉、黙祷の後、懇談のお時間を経て医院長先生とご縁が深い先生方が前方にお進みになられ、お別れの言葉やエピソードをお話し下さいました。その後、各方面よりお寄せ頂きました弔電をお読みあげしまして閉式の言葉をもって散会となりました。