日比谷花壇の物語があるお葬式

あのね、

あのね、このお花はね…

あのね、あの時はね…

あのね、ほんとうはね…

家族の大切な思い出を、花とあなたが語りだす。

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×FLOWER CREATION ROOM

私たちの想い

私たちはお葬式を、別れを悲しむだけでなく、
ご家族と語らい感謝の気持ちを伝えて、
再び前を向く日を迎えるための場としてとらえています。

故人さまお一人お一人にはそれぞれ異なる人生があります。
そして、その人生には、ストーリーがあります。

ご家族やお世話になった方に
「あのね、」と今までの思い出を話したくなるような、
みなさまの記憶の中にもあるような物語を、
日比谷花壇の選ばれたフローリストが花で作り上げました。

FLOWER CREATION
ROOMとは

フラワークリエーションルームは、
日比谷花壇の中でも最も優れたフローリストのみが集う、お花のプロフェッショナル集団です。

第一章おかえり

「おかえりなさい」

雨の日も晴れの日も、涙でぐちゃぐちゃな日も、
お母さんのやさしい声が迎えてくれる。

一人暮らしをはじめてからというもの、
めっきり帰らなくなってしまった。
たまに帰ると、だんだんと年をとっていくのがわかった。
気づかないフリをしていた。

ありがとうもごめんねも、
もっともっといっぱい、言っておけばよかった。

いまさら遅いかもしれないけど、聞いてくれる? 
ありがとう、お母さん。
あと、
ただいま。

第一章おかえり

florist中村 奈々nana nakamura

以前一緒に住んでいた愛犬との日々を
思い出しながらデザインを考えました。

故人さまが「あたたかい」と感じられるように、
暖色をふんだんに使い、
棺をアーチで囲むようなデザインにしました。

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再生時に音声が出ますので、ご注意ください

第二章おさんぽ

「おさんぽいこう!」

そう声をかけると、おじいちゃんはどんなときも、
にっこり笑って散歩に連れていってくれた。

春には花の名前を聞き、夏には新緑の香りを
胸いっぱいに吸い込み、
秋には柿を両手いっぱいにもらって、
冬には雪だるまをつくった。

いまでもふと、思い出す。
いつもぎゅっと握ってくれていた
おじいちゃんの手は大きくて、あたたかい。

時が経ち、大きくなっても
「みんなでまた、おさんぽに行きたいね」
と会うたびに言っていたけれど、
心の中では「いつでも行ける」と思っていた。

またみんなでお散歩ができるよ。
今日はどんなお花が咲いているかな。

第二章おさんぽ

florist繁田 文香ayaka shigeta

自身の祖父母との思い出をイメージして
ストーリーを考えました。
葬儀の慣例や形にとらわれないデザインです。

お花が自由にのびのびとしている
自然な雰囲気を感じていただきたいです。

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再生時に音声が出ますので、ご注意ください

第三章ひかり

「ねえ、山に行かない?」

あなたはいつも、わたしを気遣うふりをして誘ってきた。
山といっても、軽いトレッキングコースの
ようなところを歩くだけ。
でも、キラキラした自然の光を浴びるだけで、
なんだか元気が出てくるのが不思議だった。

わたしは知っている。
あなたが山に誘う時、気遣われたいのはあなただってこと。

さいごくらい、わたしがあなたを
優しい光の下に連れていきたいんだ。
優しいこもれびが、気持ちよいね。

第三章ひかり

florist青柳 古都乃kotono aoyagi

大切な人との思い出をストーリーに組み込みました。

山や森、自然の雰囲気を感じていただけるように、
花器に生けることで透明感を表現し、
光の差し方を意識してコーディネートしました。

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再生時に音声が出ますので、ご注意ください

第四章はなび

「今年もきれいだね」

花火が打ち上げられるたび、おばあちゃんの横顔が照らされる。
おばあちゃんの家の周りには田んぼしかなくて、
花火と花火の間には、虫やカエルの鳴き声が
暗闇の中から聞こえる。

ぼくはそんな夏休みのひとときが大好きだ。

「もし、花火の下で最期を迎えられたら、満足かもしれないな」

そんな悲しいこと、と口に出しそうになってふと止まる。
本当に花火みたいな光の下でお別れができたら、
おばあちゃんも幸せなのかな。

そんなことを考えながら、おばあちゃんの横顔をもう一度見る。
ぼくとおばあちゃんだけの思い出は、はなび。

第四章はなび

florist髙橋 侑那yuuna takahashi

元来、花火には鎮魂の意味が込められています。

補色の関係を持つ色を使用し、
お花がはじけるような挿し方をすることで、
花火が華やかに打ち上げられる様子を表現しました。

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再生時に音声が出ますので、ご注意ください

家族の大切な
思い出を、
花とあなたが
語りだす。

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