お客様インタビュー

かわいらしく、華やかに。
気遣いが包む
笑顔溢れるご葬儀

笠本善之さま (故⼈:奥さま)

奥さまのご葬儀を依頼された笠本様。
会場はピンクの花やバルーンに囲まれ、奥様が纏っていたのは、ヴェールと花かざり。
⼀般的な葬儀のイメージとは⼀線を画した、明るくかわいらしいご葬儀となりました。

プラン ⼀般葬
会葬⼈数 70名
式場 森巌寺開⼭堂

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「病気」というイメージを打ち消したかった

⽇⽐⾕花壇に依頼したきっかけを教えてください。

最期を迎えるまでの2年半、妻は闘病⽣活を送っていました。
病院では2⼈で話す時間をつくっていたのですが、その中でどんなお葬式にしたいのか訊ねてみたことがあったんです。すると、「地味でいいよ。」と。 だから、最初は⼀般的な葬儀にするつもりでした。
しかしそんな時、友⼈に「奥さんお花は好きじゃないの?」「⽇⽐⾕花壇でお葬式ができるんだよ。」と⾔われたんです。
⽇⽐⾕花壇というと、⽼舗の花屋さんであることしか知らなかったので、その時初めて葬儀ができることを知りました。
実際に資料を⾒ても素敵だったので、依頼を決めました。

ご葬儀のテーマはどのように決めていたのですか?

妻は治療中だったので、酸素チューブもしていたし、いつもスッピンでした。しかし、親族や友⼈には、その姿を最後の記憶にして欲しくなかった。
だからこそ、妻をとびきりきれいにするだけでなく、会場全体も治療中の妻のイメージを打ち消すほどに明るい世界観にしたいと思いました。
途中からは、来てくれた⼈を喜ばせたいという思いも抱くようになりましたね。妻は看護師をしていたのですが、気遣いのできる優しい⼈でしたから、⾃分のためにみんなが来てくれたのなら、きっともてなしたいと思うはずだ、と。

思い溢れる演出が、葬儀を温かく包み込む

そうした気持ちが演出にも反映されたのですね。

フィンガーフードや飲み物を⽤意したのも、おもてなしの思いからです。
「⼀般的にはやらないことですよ」と⾔われていたのですが、きっと妻なら⾷べ物を出してもてなしていたはずだから、どうしてもやりたかった。結果的にみんな⾷べてくれて、⼤成功でした。
それ以外の演出には、細かい指定はしていないんです。僕から伝えたのは、「かわいい」「華やかに」「笑顔になれるように」ということと、「⼊り⼝に妻の笑顔の写真を置いて出迎えたい」ということだけ。担当の⽅がそれを基にさまざまな提案をしてくれました。
妻が可愛がっていた猫のモチーフやバルーン、マリンバの演奏など、想像以上のものができあがり感動しました。

花飾りを纏った奥様はとてもきれいでした。当⽇はご主⼈がメイクをされたそうですね。

花飾りは特別に作っていただいたのですが、とても良かったです。僕にはないアイディアでした。
メイクに関しては、リップやファンデーションを塗りました。
美容師という仕事柄メイクは⾝近なものですが、普通のご夫婦では旦那さんが奥さんに化粧をするなんて滅多にないことだと思います。
性別関係なくみんなでやれば、家族に⼀体感が出るのではないかと思いました。

告別式の前にはパーティ形式のお時間を設けましたが、いかがでしたか?

通夜のない⼀⽇葬でしたので、ゆっくりとした時間を過ごすことができました。
何より会葬者の⽅全員とお話できたのが良かったですね。
初めてお会いする⽅ともお話したり、祭壇にご案内したりすることができました。

会葬者の⽅々がみなさん笑顔なのが印象的でした。

「今までにない葬儀だった」と⾔っていただきました。
同僚は、朝の出勤前に来てくれたのですが、「悲しいことだけれど、奥さんに対する思いや葬儀の世界観が温かい気持ちにさせてくれた。その⽇1⽇仕事を頑張れた。」 という⾔葉をくれました。

「ぴったりの⾔葉が⾒つからない」

ご葬儀を振り返ってみて、いかがでしたか?

振り返ると、葬儀をつくり上げるまでの1週間はとても濃い時間でした。
企画書を開けばピンクとグリーンで彩られ、悲しいものが何ひとつ書かれていない。そうしたものを⽬にしていたことで、逆に⾃分が救われたのかもしれません。
今回の葬儀について、ひと⾔ではとても表すことができないのですが、すごく満⾜しています。
この満⾜感や感謝の気持ちを⽇本語では何と⾔えばいいのか、ぴったりの⾔葉が⾒つかりません。

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