納骨堂とは?特徴について






納骨堂とは

埋葬方法や供養方法の多様化が進み、一般的なお墓を利用しない方も増えています。一般的なお墓以外の埋葬の仕方で、特に注目されているのは納骨堂です。しかし、納骨堂についてよく分からないという方も多いでしょう。そこでこの記事では、納骨堂について詳しく解説していきます。納骨堂とは、遺骨を納めるための納骨スペースを完備した施設のことです。

納骨堂は昭和初期には存在していましたが、当時は一般的なお墓に納骨するまでの間、一時的に骨壷を預かる施設でした。その後高齢化や核家族化、ライフスタイルの変化などに合わせて、一般的なお墓の代わりに利用するタイプの納骨堂も登場したのです。この後詳しく紹介していきますが、納骨堂には様々なメリットがあります。そのため、お墓の後継者がいない方や核家族のため小規模な納骨スペースを希望する方、費用を安く済ませたい方など多くの方に納骨堂は選ばれています。

納骨堂の種類

納骨堂は運営母体によって、寺院納骨堂と公営納骨堂、民営納骨堂の3つに分けることが可能です。寺院納骨堂は寺院に併設されている納骨堂で、管理や運営はお寺が行っています。寺院納骨堂ならば住職がいるので、供養や法要などを心配する必要はありません。公営納骨堂は地方自治体が管理や運営を行っており、低価格で利用できるのが特徴です。しかし居住地や居住年数など、利用条件が設けられている場合が多いため、事前に確認する必要があります。民営納骨堂は、宗教法人や財団法人などが運営している納骨堂です。

使用料金が高くなりますが、その分充実した設備や豊富なプランなどのサービス面でメリットが大きくなります。また納骨堂には、ロッカー型や仏壇型、自動搬送型、位牌型といった種類があります。ロッカー型は駅にあるコインロッカーと同じような造りです。個別に納骨できるのがメリットで、遺骨以外にも故人の思い出の品なども入れられます。仏壇型は上段が仏壇、下段が遺骨を納めるスペースになっているものが一般的です。他の種類よりも価格が高くなりますが、スペースが広めで家族代々で利用することもできます。

自動搬送型は通常裏に保管されている骨壷が、ICカードなどの操作によって参拝スペースに自動で運ばれる仕組みをしたものです。希望のタイミングで、通常のお墓参りと同じように参拝できるのが特徴となります。位牌型は遺骨や位牌をひな壇状に並べるタイプのもので、個別のスペースが非常に狭く、参拝も共用スペースで行う場合が多いです。寺院納骨堂に多いタイプで、安い費用で供養をしっかりとしてもらえるのはメリットでしょう。いずれの納骨堂の場合も、宗教不問な上に檀家にならずに済むという特徴もあります。納骨堂を利用する際は、家族の人数や費用、立地などを考え、自分に合ったものを選ぶことが重要です。

お墓と納骨堂の違い

納骨堂を選ぶ際は、一般的なお墓とも合わせて検討する必要があります。そこで納骨堂とお墓との違いを明確にしておきましょう。

納骨場所の違い

一般的なお墓の場合は屋外に納骨しますが、納骨堂は屋内に納骨します。そのため納骨堂のお墓参りは空調の効いた室内で快適にでき、天候にも左右されません。掃除の手間が省けるのもメリットです。しかし納骨堂は、宗教的な意味合いが薄れてしまいます。日本には森羅万象に魂が宿るという考えがあり、石も信仰の対象です。死後の肉体は地に還るといった儒教の考えもあります。こういった宗教的な考え方を重要視する場合は、屋外に納骨するお墓の方が適しているでしょう。

利用期間の違い

一般的なお墓の場合、承継者がいる限り無期限で利用可能です。しかし納骨堂の場合は契約期間があり、それに応じた利用料を支払う形が一般的となっています。契約期間は3年、13年、33年といった法要の時期に合わせている納骨堂が多いです。

費用の違い

一般的なお墓と納骨堂では費用に大きな違いがあり、基本的に納骨堂の方が安く済みます。お墓の費用が高くなるのは墓地と墓石を購入しなければならないからで、これらは平均で125万円というほど高額です。一方納骨堂の費用の相場は、平均で44万円ほどとなります。ただし納骨堂の種類によって差があるため、10万円程度の場合もあれば100万円ほどになる場合もあることは覚えておいて下さい。

永代供養とは何か

納骨堂と合わせて、永代供養についてもよく話題に挙がります。永代供養とはお墓を受け継ぐ人がいなくなった後、寺院などお墓の管理者にあたる人が遺骨の供養をすることです。納骨堂は一般的なお墓と並ぶ納骨方法の一種で、永代供養はお墓の管理形態の一種となります。この違いが曖昧になる方も多いため、しっかりと覚えておきましょう。永代供養にすれば、お盆やお彼岸の時期には管理者がお経をあげてくれます。納骨堂でも、契約期間が終了したら遺骨を合祀し永代供養をするという流れの場合が多くなっています。そのため、お墓を受け継ぐ人がおらず無縁仏を心配する方も、安心して納骨堂を選択できるのです。

納骨堂も選択肢の一つとして考えておこう

納骨堂は宗教に関係なく利用でき、承継者や無縁仏などの問題を心配する必要もありません。費用が安く済み、管理の手間がなく快適にお墓参りができるのもメリットです。一方種類によりますが、スペースが狭い、個別の参拝ができないなどのデメリットが生じる場合もあります。最終的には合祀されることも考慮し、一般的なお墓などと比較しながら自分に合った埋葬や供養の仕方を選ぶようにしましょう。

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この記事を書いた⼈

日比谷花壇のお葬式 コラム編集部




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