供花をいただいた方へのお礼のマナー






供花をいただいた方はお礼状を出すべきか?

供花は「きょうか」または「くげ」と読み、故人の供養のために葬儀に飾る花のことです。遺族側で花を用意する他、親しい人や仕事関係の人など様々な人から届いた供花を飾ります。

 

供花の礼状は必要なのか?

供花のお礼に関しては、はっきりとした決まりはありません。しかし故人のために贈られる供花は、礼状を出すのが一般的です。供花はお供えの一つなので、お礼品は不要とされています。地域によっては、供花に対してお礼品を贈るのが当たり前とされているところがあるので、周囲の人や葬儀社のスタッフに確認することをおすすめします。

 

どのような方法でお礼をすべき?

供花の礼状は、ハガキなどの書面で送る方法が一般的です。弔事に使われる黒やグレーの枠が入ったハガキを使用することが多いですが、故人が好きだった色を使用することも徐々に増えてきています。親しい人にお礼をする際は、直接会ったり、電話でお礼を伝えることもあります。また、近年ではメールやSNSなどを活用して、お礼を伝える方もいます。基本的には、メールなどでお礼を伝えるのはマナー違反となります。受け取る人によっては、失礼だと感じる方もいるので注意が必要です。メールやSNSを利用するなら、仲の良い友人だけにしましょう。

 

お礼品も用意する場合

礼状とともにお礼品を用意する場合は、菓子折りやタオルなどを準備することが多い傾向にあります。会社関係など複数から連名で供花が届いた場合は、小分けになったお菓子がおすすめ。また近年では、相手が好きなものを選べるカタログギフトも人気です。

供花のお礼状を出すタイミングは?

葬儀の前後は何かと忙しいでしょうが、供花の礼状はマナー通りの期日を守って送りましょう。

 

香典と供花をもらった場合

供花と香典の両方をもらった場合は、香典返しと一緒に礼状を添えるのが一般的です。香典返しは、当日渡す方法と四十九日を終えてから贈る方法があります。香典と一緒に供花をいただいた場合は、四十九日が明けてから礼状を添えて香典返しを贈りましょう。

 

供花のみをもらった場合

供花のみをもらった場合は、葬儀後1週間を目安に礼状を送ります。葬儀に参列せずに供花を贈ってくれたなら、礼状が届かないと「供花は届いただろうか」と不安に感じるかもしれません。相手のことを考えて、なるべく早めに礼状を送るように心がけてください。年末年始に亡くなった場合は、松の内の期間中に礼状を送るのは控えましょう。地域によって期間に差はありますが、1月7日を過ぎてから礼状が届くようにするのが無難です。また礼状とともにお返しを贈りたい場合は、四十九日が過ぎてから礼状と品物を贈ります。ただし、何も言わずに四十九日が過ぎると、失礼だと感じる人もいます。お礼が遅くなる場合は、電話やメールで一言感謝の気持ちを伝えると安心です。

供花のお礼状のポイント、例文紹介

供花の礼状は、手書きするのがマナーです。時間がない方や字に自信がない方は、葬儀社などの代行サービスを利用する方法もあります。では、供花の礼状は、どのような書き方が適しているのでしょうか。

 

礼状を出すときのポイント・注意点

礼状の冒頭と最後には、「拝啓」と「敬具」を使います。相手を敬っていることを表す頭語と結語で、礼状には一般的に使われている言葉です。誰から送られた礼状か分かりやすくするために、故人の名前も記載します。「故○○」や「亡き○○」といった表現の仕方があります。礼状の内容は、供花に対するお礼と霊前に飾ったことを報告する文面、結びの挨拶を簡潔にまとめましょう。

 

また礼状の文章には、「忌み言葉」を使わないように注意してください。忌み言葉とは不幸な意味を連想するもので、葬式や結婚式での使用を控えるべきだと言われている言葉です。例えば、葬儀の場では、「重ね重ね」や「追う」などが忌み言葉として避けられています。礼状を書くときは、句読点をつけないという決まりもあります。句読点を使わない理由はいくつかあるようですが、「葬儀がつつがなく終わった」ことを表すために、文章を区切る句読点を使わなくなったという説などがあります。近年では、句読点を使用する方も増えています。しかし中にはマナーに厳しい方もいるので、句読点は使わずに礼状を書くことをおすすめします。そして最後には日付と喪主の名前、住所、連絡先を記載しましょう。

 

例文

供花の礼状を作成する際は、下記の例文を参考にしてください。

 

拝啓

 

この度の故○○の葬儀に際しまして立派なご供花を賜り厚くお礼申し上げます

美しい花を霊前に添えさせていただき故人も喜んでいることと存じます

お陰様をもちまして葬儀も滞りなく執り行わせていただきました

 

本来であれば直接お伺いしてご挨拶したいところではありますが

略式ながら書中にて御礼のご挨拶とさせていただきます

 

敬具

令和○年○月

住所

連絡先

喪主 ○○ ○○

供花の礼状を送るときはマナーを守りましょう

葬儀前後は忙しく、葬儀が終わったら気が抜けてしまう人も少なくありません。しかし、供花へのお礼はなるべく早く送るのがマナーです。文章を作成するのが苦手な方は、今回紹介した例文を参考にして早めに礼状を準備しましょう。親族の対応は、故人の最後の印象につながります。故人に供花を贈ってくれた方に対して、感謝を込めて礼状を送ってください。

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この記事を書いた⼈

日比谷花壇のお葬式 コラム編集部




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