相続税の税率と早見表をわかりやすく解説。






相続税率について

日本の相続税の税率は相続財産の評価額によって決まる仕組みになっています。相続が発生したときには配偶や子などが遺産分割協議を行い、誰がどの財産を相続するかを決めます。その結果として相続することになった財産に対して、税率を乗じて控除額を適用した金額を相続税として納めなければなりません。相続税率は配偶者や子がそれぞれ手にした金額ではなく、遺産として相続する財産全体の評価額に対して決まります。2021年時点での相続税率は以下のように定められています。

相続財産税率控除額
1,000万円以下10%0円
3,000万円以下15%50万円
5,000万円以下20%200万円
1億円以下30%700万円
2億円以下40%1,700万円
3億円以下45%2,700万円
6億円以下50%4,200万円
6億円超55%7,200万円

このように相続財産が大きいほど税率が高くなるのが特徴です。相続財産が大きいときには大半が税金として徴収されてしまうため、生前から相続税対策をすることが注目されています。また、相続税は相続人が自分で計算して納税しなければなりません。そのため、正しい税額を算出して納められることが重要です。税理士に依頼して計算してもらうことも可能ですが、計算方式を理解すれば具体的な計算が比較的簡単にできます。およその税額は早見表を使うことで見積もることが可能です。相続が発生する可能性が高いようなときや、遺産分割協議をしているときには、自分で計算することも考慮して学んでみるのが重要です。

速見表で説明

相続税の金額がどのくらいになるかを大まかに見積もるのに適しているのが早見表です。早見表はインターネット上でも簡単に取得することが可能で、相続財産の金額に応じて相続税がいくらになるかを表上で確認できる仕組みになっています。早見表では相続税の総額がいくらになるかがすぐにわかるのがメリットです。法定相続をする場合には配偶者と子、あるいは子のみが相続するのが典型的です。配偶者の有無は相続税の総額に大きな影響を及ぼすので、それぞれの場合について早見表の内容を見てみましょう。

配偶者がいる場合

配偶者がいる場合には子供の人数に応じて以下のような相続税額になっています。配偶者が相続人に含まれていると配偶者控除を適用できるため、相続税の総額は小さくなるのが特徴です。

相続財産子供1人子供2人子供3人子供4人
4,000万円0円0円0円0円0円
5,000万円40万円10万円0円0円
6,000万円90万円60万円30万円0円
7,000万円160万円113万円80万円50万円
8,000万円235万円175万円138万円100万円
9,000万円310万円240万円200万円163万円
1億円385万円315万円263万円225万円

配偶者がいない場合

配偶者がいない場合には子の人数に応じて以下のような相続税額になっています。子のみが相続するときには配偶者控除を適用できないため、相対的に相続税の総額は大きくなります。二次相続における問題として知られている点で、一時相続で配偶者の相続分を多くすると、亡くなって子だけが相続することになった時点で税負担が大きくなるので注意しましょう。

相続財産子供1人子供2人子供3人子供4人
4,000万円40万円0円0円0円
5,000万円160万円80万円20万円0円
6,000万円310万円180万円120万円60万円
7,000万円480万円320万円220万円160万円
8,000万円680万円470万円330万円260万円
9,000万円920万円620万円480万円360万円
1億円1,220万円770万円630万円490万円

計算方式を説明

相続税額の大まかな値は早見表で簡単に見て取ることが可能です。しかし、納税をする段階になると個々のケースに応じて具体的に税額を計算しなければなりません。ここで相続税の一般的な計算方式を理解して算出できるようになりましょう。

相続税の総額を計算する

相続税額の計算では最初に総額を計算します。まず相続財産の評価額の合計を明確にした上で基礎控除を適用します。相続税には基礎控除が認められていて、600万円に法定相続人の人数を掛けた金額に3,000万円を加えたものを適用可能です。配偶者と子が2人いる場合には4,800万円の基礎控除を差し引くことができます。この総額から相続税率と控除がわかります。

相続税の総額を法定相続に従って按分して税額を算出する

相続税の総額を算出したら、法定相続分に従って按分をします。配偶者と子の場合には、配偶者と子全員で半々です。子は均等に按分することになります。一方、配偶者がいない場合には子の間で均等に按分します。個々の相続財産に対して相続税率をかけて控除を引き去ると、個別の税額が算出されます。

総額を計算して再按分する

相続税の総額を算出するには個別に相続税を合算します。それぞれの法定相続人が負担する相続税の金額については、相続財産の金額に応じて相続税を再按分して算出するのが一般的です。

配偶者の有無を考慮して相続税を考えよう

相続税は相続財産の評価額や法定相続人の人数によって決まります。金額が大きいほど税率が高いですが、配偶者がいると配偶者控除を適用できるので税額を抑えることが可能です。相続税の金額を知りたいときには早見表を使えば概算は簡単です。しかし、具体的な金額を算出できるようになるために計算方式も理解しておきましょう。

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この記事を書いた⼈

日比谷花壇のお葬式 コラム編集部




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