家族葬の費用相場について-家族葬とは何か、メリットも解説-






家族葬と一般葬の違いはなに?

 家族や友人など、限られた関係者のみで行われる家族葬は、近年人気が高まっています。見知った家族や親しい友人のみで行われるので、アットホームなお別れの時間が持てると、日比谷花壇のお葬式でも人気の葬儀形式です。また、家族葬という言葉から連想されるように「規模が小さく、費用も安く抑えられる」とよく言われています。しかし、実際のところ家族葬とは何なのか、そして何にどのくらいの費用がかかるのでしょうか?

そもそも、家族葬と「一般葬」といわれる葬儀の形式は何が違うのでしょうか?

もっとも大きな違いは参列者の呼び方です。
家族葬では、参列してほしい人に直接声をかけるか、一般会葬者はお断りします。それにより、多くの場合で規模が小さくなります。
一般葬の場合は、参列するかどうかは訃報を受けた人にゆだねられています。多くの場合、広くお知らせするので、規模は大きくなります。
 
そもそも家族葬とは、遺族や親せき、友人など近親者のみで行う葬儀のことです。1990年頃からその名前が使われ始めました。よく「規模の小さいお葬式」のことだと思われていますが、参列人数による定義はありません。結果的に小さい規模になりやすいというだけで、5人以下の場合もあれば、知人・友人などを広く呼んで50人以上で行う場合もあります。内容も、宗教的な儀式が伴うものから無宗教形式まで自由です。身内に向けての儀式、という側面が強いので、形式的な式次第で運営されないことも多いです。たとえば、「喪主の挨拶」が行われないことも珍しくありません。参列者は見知った人ばかりなので、アットホームな雰囲気で、余裕を持ってお別れしたいという方におすすめできる形式です。
 
そして一般葬とは、近親者だけでなく知人・友人、会社関係者などを広く招いて行われる葬儀のことです。内容に関しては、家族葬と変わりありません。
家族葬と一般葬が異なる点は、参列者に一般会葬者が多く含まれるかどうかということです。それにより、一般葬は規模が大きくなるので、家族葬にくらべて費用がかかります。故人を華やかに送りたい、生前の功績などを称えたい、お別れをしたい人が多い、という場合に向いています。

 葬儀社によってはプランの内容と金額を参列人数で区切り、〇〇人以下は家族葬プラン、と謳っています。厳密にいえば、人数による定義ではなく、誰をどのように呼ぶのかが家族葬と一般葬の違いです。

日比谷花壇のお葬式では、参列人数が15名程度のお葬式を「家族葬」として費用の例をご提示しています。

一般葬については下記の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
一般葬とは?-一般葬について詳しく知る-|日比谷花壇のお葬式>>

家族葬のメリットとデメリット

 

 家族や近しい親戚などのみで執り行われる家族葬。コンパクトでアットホームなお葬式にすることができますが、費用の面や葬儀後の対応として一般葬と違うところもあります。家族葬のメリットとデメリットをそれぞれの面から見てみます。

【費用の面】
メリット
・参列者を限ることにより、飲食接待費と施設利用料を抑えることができる
・参列人数を予想することができる

デメリット
・香典を葬儀費用に充てることができない
※飲食接待費と返礼品の人数によって金額が変動する項目以外は、一般葬とさほど変わらない。

【葬儀の時、葬儀の後】
メリット
・参列者は見知った人のみになるため、精神的に余裕を持ったお別れができる
・近しい人のみのアットホームな雰囲気で葬儀を行える

デメリット
・葬儀の後から弔問客がやってきたり、お悔やみの品が送られてきたりすることがある

家族葬は、世間でのイメージ通り、工夫次第で費用を安く抑えることができます。しかし、実際に葬儀を行ってみると思いのほか費用がかさんだり、後から大変な思いをすることもあります。よく検討して、葬儀の形式を選んでください。

家族葬のメリット・デメリットについては下記記事でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。家族葬のメリット・デメリット—家族葬について詳しく知る—|日比谷花壇のお葬式>>

家族葬の費用相場とその内訳

 家族葬にかかる費用はどれくらいなのでしょうか。

葬儀社や会葬人数によりばらつきがあるので一概には言えませんが、お布施を除いて30万円から100万円と言われています。
 
一般財団法人日本消費者協会による「第12回『葬儀についてのアンケート調査』報告書(2022年3月)」によると、お布施や飲食接待費をのぞく、葬儀にかかった費用の平均は約111万円という結果が出ています。したがって、家族葬の場合、一般葬に比べて安い費用で抑えられます。
 
家族葬は、内容は一般葬とほぼ変わらないので、僧侶への謝礼(お布施)や斎場使用料といった費用面ではあまり差がありません。
宗教者に渡すお布施や心付けの費用の相場は約45万円で、葬儀の形式による違いはありません。
 
葬儀費用の内訳
葬儀をするとなると、一体どのような項目に費用がかかっているのでしょうか。
一般葬と比較しながら費用の内訳を見ていきます。
 
【家族葬・一般葬で変わらない項目】
■葬儀をするにあたり必要な項目
祭壇・棺・ドライアイス・スタッフ・車両・骨つぼなど
■宗教者への謝礼
お布施や心付け
■火葬料
施設や地域により変額
■施設料
施設・使用日数により変額
■安置施設料
施設・使用日数により変額
 
【家族葬の方が費用を抑えられる項目】
■食事・飲料
■返礼品
人数により変動
=一般葬では高額に、参列者数の少ない家族葬では少額に
 
多くの葬儀社で家族葬プランが格安で用意されているのは、参列人数が少ないと想定されているからです。参列者を限定し、小さな規模の家族葬にすることにより、費用は抑えることができます。
 
ただし、家族葬の場合、近しい人をお呼びするために香典をお断りすることもあります。
一般葬で規模の大きい葬儀を行った場合、受け取った香典を葬儀費用に充てることができますが、お断りするとそれができません。どちらにせよ、規模が小さいと結果的に、使った費用が同じくらい、ということもありえます。
 
家族葬の費用相場については下記記事でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
家族葬の費用相場—家族葬について詳しく知る—|日比谷花壇のお葬式>>

家族葬を考えるときに注意するポイント~参列者と費用~

 家族葬と一般葬の大きな違いは参列者の呼び方です。したがって、費用を抑えるポイントも、注意するポイントも「参列者」だといえます。

 
費用を抑えるために
家族葬という形式を選んだとしても、葬儀という形を選んだ場合にかかってくる費用はある程度決まっています。一般葬との違いが最も出る項目は、飲食費です。
お声がけする人数が少なければ少ないほど、費用は抑えることができます。また、近い関係の人だけが参列するので、通夜を行わず告別式のみ執り行うことにより、施設利用料を抑えることもできます。
 
身内に向けたものであると考えると、会葬礼状のようなものも用意する必要はありません。
会葬礼状は対外的な挨拶状で、葬儀に来てくれたことに対する感謝を表すものです。身内だけであれば、直接お礼を述べれば大丈夫です。会葬礼状の費用も抑えることができるポイントです。
 
葬儀のあとに起こること
限られた人数しか葬儀に参列しないため、アットホームな空気で葬儀を行うことができるのが家族葬です。その一方で、喪中はがきのタイミングなど、あとから訃報を知った人が弔問に訪れたりお悔やみの品を送ってきたりすることがあります。人が家を訪れたり、何かお礼をするのは精神的にも肉体的にも疲れるものです。結果的に、葬儀後に費用がかさんでしまうこともあります。
また、直接お別れをしたかったという方が現れ、トラブルになるパターンもまれにあります。
故人様の遺志はもちろんですが、残された家族にとって最善の選択ができるように注意しましょう。
 
家族葬の注意点については下記記事でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

家族葬の費用についてお悩みの方はぜひご相談ください。

 今まで見てきたように、家族葬の内容は一般葬とさほど変わりがありません。参列人数が少なくなることが多いため、費用が抑えられるケースが多くあります。飲食や返礼品・会葬御礼などの数が減ることで、葬儀全体にかかる費用が抑えられます。

 
日比谷花壇のお葬式では、人数や宗教・形式に問わず、ご家族や近しい親戚だけで行うお葬式を数多くお手伝いしてきました。家族葬の料金例についてはこちらのページをご覧ください。
 
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この記事を書いた⼈

日比谷花壇のお葬式 コラム編集部




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