焼香の作法を解説






焼香の意味は?

 通夜見舞いとは、故人が生きている間にお見舞いに行けなかった代わりに、遺族に対してお見舞いとして品物を渡す風習のことを言います。通夜見舞いは全国的なものではなく、千葉や茨城など関東東部、福岡など一部の地域のみに根付いている風習なので、人によっては「通夜見舞い」という言葉すら聞いたことがないかもしれません。通夜見舞いを行うタイミングは、通夜の前が一般的と言われています。通夜が始まってからだと、遺族が通夜の参列客の対応や葬儀の準備で忙しいので、基本的には通夜が始まる前に故人の家など遺族が集まっている場所に訪れて行いましょう。

ちなみに通夜見舞いは必ずしも行うべきものではありません。お見舞い自体故人と余程親しい関係でないとしないでしょう。通夜見舞いは故人に対して思い残したことがある人が行うものであり、故人とあまり関わりが無いのなら行う必要はありません。

焼香の作法やマナーは?

 通夜見舞いのマナーとしては、まずその地域で通夜見舞いを行う風習があるかどうかを確認したうえで行うことが大切です。先ほど挙げたように、福岡や関東東部エリアでは通夜見舞いを行うのが一般的です。また、通夜見舞いという名称ではなくても、愛知など中部地方で通夜の前に差し入れを風習があります。これらの地域なら通夜見舞いを行っても問題ありませんが、通夜見舞いが一般的でない地域でいきなり故人の家を訪問してしまうと、遺族が対応に困ってしまうでしょう。そのため、葬儀社などに事前に通夜見舞いをして問題ないかなど確認を入れたうえで訪問してください。また、通夜見舞いが一般的な地域でも、いきなり来客が見えると混乱を招きます。したがって、この場合も遺族などに連絡を入れた上で訪問しましょう。

加えて、通夜見舞いは香典とは別物で、葬儀の準備などで忙しい遺族をねぎらう目的のものです。そのため、通夜見舞いとして渡す品物は軽食やちょっとしたお菓子の詰め合わせなど手軽に食べられるものを渡すのが理想と言われています。ただ、遺族側ですでに軽食を準備していることもあるので、できれば事前に食べ物に関しても確認しておくと良いでしょう。また、今の時代はアレルギーなどの心配もあり、食べ物を渡すのが不安な人もいるでしょう。この場合では香典とは別に、通夜見舞いとしてお金を包むこともできます。もし通夜見舞いでお金を渡したい場合は、香典と同じタイミングで渡すと良いでしょう。

そしてもう一つ注意すべきなのが服装です。通夜見舞いも通夜と同じように喪服で訪れる人もいますが、基本的にはまだ通夜が始まっていないので、平服を選びます。ただ、通夜見舞いに訪れるならそのままの流れで通夜に参加するでしょう。そのため、平服とは別に喪服も準備したうえで通夜見舞いに訪れましょう。

宗派によって焼香は変わる?

通夜見舞いはこれまで解説したように、品物とお金を渡す2つのパターンが存在します。それでは、それぞれのパターンの金額相場などについて確認しましょう。

品物の場合

品物の場合、渡す物の金額は、1,000円〜5,000円が相場と言われています。通夜見舞いは遺族をねぎらうものなので、高すぎると気を遣わせてしまいますし、逆に安すぎるのも失礼です。そのため、しっかりと相場に合った品物を渡すようにしましょう。

お金を包む場合

お金を包む場合は、品物を渡すときと同じく1,000円〜5,000円ほどを包んで不祝儀袋に入れて渡します。注意すべきなのが、香典袋と同じく、新札を避け、お札の顔の面を上に向けて不祝儀袋に入れてください。不祝儀袋の選び方に関しては、白と黒の水引が付いている不祝儀袋を選びます。この際、不祝儀袋が豪華すぎてはいけません。包んでいる金額がそれほど高くないので、シンプルなデザインの香典袋を選びましょう。地域によっては通夜見舞い専用の不祝儀袋が用意されていることもあるので、確認してみてください。そして、通夜見舞いを渡すまでは袱紗に包んで持ち運びましょう。

次に不祝儀袋の外袋、中袋の書き方について解説します。まず外袋に関しては、表面の水引より上の部分に「御通夜見舞」もしくは「御見舞」、水引より下の部分に自分の名前を記載します。この際に使用するペンは筆ペンもしくはサインペンを選びましょう。次に中袋の書き方は、表面の

真ん中に通夜見舞いとして包んだ金額を記載します。金額の書き方に関しては、金額の改ざんを防ぐために、漢数字ではなく1,000円なら「壱阡圓」のように、大字を使用してください。そして、中袋の裏面の左下に自分の名前と住所を書いたら準備は完了です。不祝儀袋は基本的に縦書きですが、中には横書きのものもあります。横書きの場合は、枠の通りに横書きで必要事項を記入しましょう。

意味と作法を覚えて、心を込めて焼香を行おう

焼香を見様見真似で行うのと、作法やその意味をしっかりと理解した上で行うのでは雲泥の差があります。宗派によって焼香の意味合いや方法が異なるのは、仏や故人に対する考え方が宗派ごとに異なるためです。自分の家がどの宗派に属しているかを把握し、その宗派の作法や所作に込められた意味を覚えて、真心をこめて焼香を行いましょう。

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