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火葬は故人の遺体を焼却して骨を収める日本の伝統的な葬儀方法です。通常、葬儀後に遺族や近親者が火葬場へ向かい、火葬許可証の確認や必要な手続きを行います。火葬自体は約1時間で行われ、その間は控室で待機します。火葬終了後は骨上げと呼ばれる遺骨を骨壷に収める儀式があり、家族が故人との最後のお別れをします。マナーや流れを理解しておくことで、落ち着いて火葬に臨めます。
日本では火葬が主な埋葬の仕方として広く浸透しています。火葬の主な目的は衛生的かつ効率的にご遺体を処理し、故人への敬意を示すことです。特に国土の狭さや宗教的背景、衛生面への配慮から火葬が主な埋葬方法とされています。
火葬を行うためにはいくつかの手続きや書類が必要になります。
火葬の流れと、行われることや必要な手順について解説します。
明確なルールがあるわけではありませんが、火葬場に同行するのは基本的に故人の近親者が中心で、友人や知人の場合は特に故人と親しかった方のみです。
喪主が火葬に立ち会う人を決める権限を持っているため、必ずしも全員が同行できるわけではありませんし、全員を立ち会わせる必要もありません。例えば、一般的な葬儀参列者の中でも、多人数の友人や知人は同行をしない場合が多くあります。これは火葬場のスペースや儀式の進行を考慮した配慮です。
火葬に立ち会いたい場合は事前に喪主へ申し出る必要があり、遅れての要望は調整が困難になることもあります。
もちろん、心情的な面から同行を勧められてから断ることもできます。失礼にはあたりませんが、丁寧な言葉で心情を説明する必要があります。
葬儀や告別式が終わると、喪主の挨拶の後、参列者の手で棺を霊柩車に慎重に載せる出棺の儀が行われます。一般的には喪主が霊柩車の助手席に同乗し、故人を火葬場までお連れします。
一方、その他の参列者や親族はあらかじめ手配したハイヤーやマイクロバス、マイカーなどで移動します。(ハイヤーなどの予約は葬儀社が行います)
都心部では火葬場と葬儀式場が併設されていることもあり、その場合は車両を用いた移動の必要はなく、式場内を歩いて移動します。
出棺の儀までの詳しい流れについてはこちらの記事もご覧ください。
告別式の流れ|日比谷花壇のお葬式>>
火葬が開始される前には、参列者が故人と最後の別れを告げる時間が設けられます。火葬場の係員や僧侶の合図に従い、故人を静かに送り出します。葬儀場から持ってきた位牌と遺影写真は、火葬炉の前に設けられた小さな祭壇に飾られます。焼香や読経を終えた後火葬が正式に始まり、所要時間は概ね1時間程度です。その間、遺族や参列者は控室で待機し、故人を偲ぶひとときを過ごします。場合によってはこの時間に軽食が出ることもあります。
火葬後の骨上げは、ご遺骨を骨壺に収めるための重要な儀式です。通常、参加者は二人一組で骨を竹箸で一緒につまみ、故人との縁の深さに従い順番に拾っていきます。ご遺骨の拾い方と納め方は、火葬場職員からの指示がありますのでその指示に従ってください。
骨は一度に大量ではなく、数片ずつ丁寧に拾い上げて骨壺に納めていきます。地域によっても方法は異なりますが、最後にのど仏を納めることで儀式は締めくくられます。骨壺と埋葬許可証を受け取った後は、還骨法要や初七日法要を行うため葬儀場や自宅へ戻ることが一般的です。
火葬に立ち会う際は、故人を偲ぶ気持ちを大切にし、マナーを守ることが重要です。喪主は、火葬場の職員への対応や遺骨の扱いにも配慮しましょう。
参列者も最低限のマナーを守り、故人と家族の最期のお別れを尊重します。
火葬中には、参列者は控室で待機します。この時間は、故人を偲び、静かに過ごすための時間です。控室では、食事やお菓子が用意されていることもあります。故人の思い出を語り合ったり、静かに故人を偲んだりするなど、思い思いの時間を過ごしましょう。
火葬場では、故人との最後のお別れの場として、静かに過ごすことが大切です。特に火葬炉の前では写真撮影やビデオ撮影が禁止されていることが多くあり、大きな声での会話も慎むのがマナーです。特に、棺が火葬炉に納められる瞬間は、最後のお別れです。静かに見守り、騒がしい行為は避けるようにしましょう。会話が必要な場合は、周囲への配慮として小声で行うことが望ましいです。火葬という厳粛な儀式に参列する際は、故人を偲び、遺族の気持ちを尊重する姿勢が求められます。
火葬に参列する際の服装は、故人を偲ぶ気持ちを表すとともに、遺族への敬意を示すものでもあります。男性は黒のスーツに白シャツ、黒のネクタイ、黒の靴下と靴を着用し、光沢のある装飾品は避けるのがマナーです。
女性は黒無地のワンピースやアンサンブルを選び、ストッキングや靴も黒で統一します。アクセサリーは結婚指輪以外は控え、真珠の一連ネックレスや、真珠の一粒のピアスなどであれば着用しても良いとされています。
お子様は学生服があれば着用し、ない場合は白シャツやブラウスに黒系のズボンやスカートを合わせ、黒い靴を選びましょう 。
服装について詳しくはこちらの記事でも解説しています。
喪服とは何か|日比谷花壇のお葬式>>
心づけは、葬儀でお世話になった方へ感謝の気持ちとして渡す金銭です。火葬場では、火葬炉や控室の担当者、霊柩車や送迎バスの運転手などに渡す習慣があります 。渡す際は、不祝儀袋か白の無地封筒にお金を包み、火葬場到着後に渡しましょう 。ただし、公営の火葬場職員は公務員のため、心づけは渡せません 。民営の火葬場でも受け取りを拒否される場合があるため、無理に渡すのは控えましょう 。
心配な場合は、葬儀担当者に直接お尋ねください。
棺に入れる副葬品は、花や手紙が一般的です。しかし、燃えにくい物や危険物は避ける必要があります。
詳しくはこちらの記事でも解説しています。
火葬の時に入れられるお花についても説明しています。
花屋が解説する直葬(火葬式)で棺に入れる花の種類や意味|日比谷花壇のお葬式>>
棺に入れて良い副葬品は、基本的に可燃物に限られます。故人の愛用品を納めたい気持ちも大きいかと思いますが、火葬の妨げになるものは避けましょう。具体的には、花や手紙、故人の写真などが適しています。衣類も、燃えやすい天然素材であれば問題ありません。故人の思い出の品をそっと棺に納め、安らかに送り出してあげましょう。
棺に納める副葬品として適さないものとして、金属類や革製品があげられます。指輪やメガネ、義歯などの金属製品は燃え残ってしまうため、故人のご遺骨を損傷させてしまう可能性があります。革製品やビニール製品も同様に、燃えにくくご遺骨に悪影響を及ぼすため避けるべきです。ガラスや陶器は熱で割れてしまう可能性があり、火葬炉の破損を招く恐れがあるので避けます。
また、紙幣を燃やす行為は法律で禁止されています。生きている人の写真も、縁起が悪いとされているため避けた方が良いでしょう。
ご遺体を安置施設や自宅へ搬送し、棺に納めた後、火葬場へ移動、火葬炉の前で最後のお別れをします。葬儀社によっては直葬に対応していない場合もありますが、最近ではニーズに合わせて直葬プランを用意している葬儀社も増えています。しかし、直葬を選んだ後に親族間でのトラブルが発生するケースもありますから、ご家族・ご親族でよく話し合って決めてください。
近年では、火葬のみを行う「直葬・火葬式」も注目を集めています。
火葬をするのにかかる費用と直葬について、ここでは簡単に説明します。
火葬にかかる費用は、火葬場によって異なり、大きく公営と民営に分けられます。
公営火葬場の場合、費用は2万円から10万円程度が一般的です。
一方、民間の火葬場では、5万円から20万円程度の費用がかかることが多いです。これらの費用には、控室の使用料、骨壺の費用、火葬炉の使用料などが含まれています。地域や自治体によっては、火葬に対する補助金制度が設けられている場合もあります。火葬費用についても地域によって大きく異なりますので、事前相談などを利用して金額をあらかた把握しておくとよいでしょう。
葬儀の費用についてはこの記事もあわせてご覧ください。
お葬式にはいくらかかる?|日比谷花壇のお葬式>>
最も簡略化された葬儀の形として、式場において通夜や葬儀式を行わず、限られた近親者のみで火葬場へ行き火葬のみを行う「直葬」または「火葬式」という形式があります。
直葬では祭壇を飾らず会葬者を招かないため、費用を抑えることができ、参列者への気遣いも軽減されるなどの理由から近年利用者が増加傾向にあります。
直葬の流れは、病院から故人の
直葬について詳しくはこちらの記事もご覧ください。
直葬とは|日比谷花壇のお葬式>>
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