直葬というのは火葬式ともいい、一般的に行われている通夜式や告別式をせずに、本当に親しい身内や遺族のみで火葬を行う葬儀のことを指しています。臨終から納棺を行い、本来ならば通夜や告別式が行われるところを省略し、そのまま出棺、火葬、骨あげに移行するという非常にシンプルな葬儀です。
祭壇や棺等の準備、火葬場の手配など遺族ではなかなか手が回らない作業となっていますので、通常は直葬を行っている葬儀社に依頼をして、各種手続きを代行してもらいます。広告などで直葬も申し込めると記載していない場合でも、一般的な葬儀より簡単な内容となっているため、対応可能な葬儀社が多いです。
具体的な流れとしては、臨終を確認後、葬儀社に場所を指定して迎えに来てもらいます。また、病院での臨終ではその場で死亡診断書を発行してもらいます。日本の法律では、臨終後24時間は火葬ができないため、葬儀社は自宅など安置可能な場所に遺体を運び、棺に納めます。
葬儀社はこの時点で、火葬場の手配などを行います。出棺までに遺族等がお花や故人の好きなものを供え、火葬場に向かいます。火葬場では僧侶が読経をした後、火葬して骨上げへと移ります。
直葬は聞きなれない言葉ですが、実際にはかなりの割合でこちらを選ぶ遺族が増えています。直葬のメリットは、費用が安いこと、参列者に気を使わずに済むこと、香典返しなどをせずに済むことなどがあげられます。また、シンプルな葬儀なので儀式にばかりこだわって時間をかけている一般的な葬儀とは異なり、遺族や参列者の負担が少ない点も魅力です。
一方で、デメリットもあります。まず、葬儀を行わずにいきなり火葬場に行くことに納得できないという遺族は多いです。そのため、事前にきちんとお墓や供養の方法などを説明して、直葬が経費逃れの方法ではないことを伝えておきましょう。また、菩提寺に納骨する際に、きちんとした葬儀を挙げていないお骨は拒否されることがあります。前もって直葬後のお骨でも引き取ってもらえるのかを確認しておきましょう。
自分の死後のお墓を決めるときにも、費用面での争い事は絶えません。しかし、このようにわかりやすく準備しておくと、後々家族の負担が減少するでしょう。
一般的に、直葬は正式な葬儀よりも費用が安いといわれています。お通夜や告別式のためのスタッフや会場などにお金がかかりますので、この噂は真実に近いといわざるを得ません。て、葬儀後に様々なトラブルを起こさないよう、注意と準備が必要です。
なお、直葬の費用は全国で、あるいは葬儀社ごとに様々な開きが見られますが、平均的には19万円弱程度です。葬儀社の中には、10万円もかけずに直葬プランが実行できるというところもありますが、あまりに金額が安すぎる場合には、着替えや食事などでかなり高額なお香典を請求されやすいようです。
なお、直葬の費用は全国で、あるいは葬儀社ごとに様々な開きが見られますが、10万~30万円程度です。葬儀社の中には、10万円もかけずに直葬プランができるというところもありますが、あまりに金額が安すぎる場合には、着替えや食事など必要な項目が含まれていない場合があります。
このように、直葬はコストが低く、シンプルな葬儀を考えている方に人気です。人付き合いが多かった故人の場合には葬儀などでお互いに交流する時間を作ることも必要ですが、故人が希望していたり、それほど生前に幅広い付き合いがなかったりした場合には、早く帰宅しましょう。
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