家族葬に供花をおくってもよいか?お花の相場や手配の方法、マナーについて花屋が解説
家族葬は、親しい家族や知り合いを中心に執り行われる葬儀形式です。参列者が限定されるため、供花を出すべきか迷う方もいらっしゃるでしょう。一般的に、家族葬においても供花を出すことは可能です。一方、費用を抑えたい、参列者に気を遣わせたくない、会場スペースが限られているといった理由から、供花を辞退されるケースも少なくありません。 供花を検討する際は、まず訃報などで供花辞退の意向が示されていないか確認しましょう。不明な場合は、直接ご遺族に問い合わせるか、葬儀社を通して確認することをおすすめします。
家族葬で供花を贈る際に考えるべきポイント
家族葬における供花は、ご遺族の意向を尊重することがポイント。
事前に供花を辞退されていないか確認し、贈る場合も失礼にあたらないようマナーを守りましょう。失礼なく弔意を伝えるために抑えておきたいことを解説します。
家族葬についてはこちらの記事もご覧ください。
家族葬とは|日比谷花壇のお葬式>>
■家族葬に供花は贈れるか
基本的に贈ることはできますが、場合によります。
家族葬で供花を贈る前に必ず、ご遺族の意向を確認してください。
家族葬は小規模で執り行われることが多く、会場のスペースに限りがある場合や、ご遺族が参列者への配慮から供花を辞退されるケースも少なくありません。もし訃報などで供花辞退の旨が示されていなくても、事前に直接ご遺族に問い合わせるか、葬儀社を通じて確認するのが良いでしょう。確認を怠ると、かえってご遺族にご迷惑をかけてしまう可能性もあります。
また、家族葬に招かれていない場合は、原則として供花を贈らない方が無難です。家族葬は親しい間柄で行われることが一般的であり、招待されていない方からの供花はご遺族の負担となることもあります。
■供花を出す前と出すときに配慮すること
家族葬への供花を贈る場合は、通夜当日の午前中、遅くとも告別式が始まる前までに届けるのがマナーです。手配時には、必ず家族葬であることを伝え、会場の規則やご遺族の意向に沿えるか確認しましょう。また、供花辞退の意向がない場合でも、事前にご遺族や葬儀社に確認するとより丁寧です。
また、家族葬においては、招待されていない場合や参列しない場合は供花を贈らないことが一般的ですが、どうしても贈りたい場合はご遺族に確認します。
葬儀の後にご自宅にお花を送ったり、弔問したりすることで弔意を示すこともできるので、他の手段を選ぶことも必要です。
■家族葬で供花を辞退されている場合の対応
家族葬において、ご遺族が供花を辞退されるケースは少なくありません。
これは、参列者に金銭的な負担をかけたくない、返礼品の手配などの手間を減らしたいといったご遺族の意向によるものです。訃報や案内状に供花辞退の旨が明記されている場合は、その意向を尊重し、供花を贈ることは控えるべきです。もし、辞退されていることを知らずに贈ってしまうと、かえってご遺族にご迷惑をかけてしまう可能性があります。
また、他の参列者が「贈るべきだったか」と戸惑うことにも繋がりかねません。
祭壇周りに飾るスペースが限られている場合もあります。ご遺族の意向を最優先し、無理に贈ることは避けましょう。 弔意を示したい場合は、弔電を送る、後日弔問に伺う、香典をおくる、お供え物を用意するなど、別の方法を検討することが望ましいです。
家族葬におけるお花の種類
家族葬で用いられるお花には、主に供花、花祭壇、枕花、献花の4種類があります。家族葬では飾るスペースが限られる場合や、ご遺族の意向でお花が制限されることもあります。贈る際には、事前にご遺族や葬儀社に確認することを忘れないでください。
花環(花輪)と言われる、葬儀式場の前に飾る大きな飾りもありますが、家族葬などの小さな規模の葬儀ではあまり選ばれないので、この記事では取り上げていません。
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■供花とはなにか
供花とは、葬儀の際に故人の霊前や祭壇に供えられるお花のことを指し、「きょうか」または「くげ」と読みます。故人の冥福を祈り、遺族へ弔意を示す目的で贈られます。また、葬儀会場を飾る役割も同時に担っています。
一般的には、白い菊やユリなどを中心とした生花が用いられ、スタンド形式やアレンジメントなど様々なスタイルがあります。日比谷花壇のお葬式では、メインの花祭壇に合わせたお色味で供花をおつくりすることが多くあります。
供花には贈り主の名前を記した名札を添えるのが通例です。個人で贈る場合だけでなく、会社や団体、親族一同として連名で贈ることもあります。
供花についてはこちらの記事も併せてご覧ください。
供花とは?|日比谷花壇のお葬式>>
■枕花とは
枕花は、安置されている故人の枕元に飾るお花で、「まくらばな」と読みます。訃報を早く受けた近親者や、故人と特に親しかったご友人が贈ることが一般的です。
故人に寄り添い、哀悼の意を表すとともに、遺族の悲しみに寄り添う気持ちが込められています。小さめの籠に盛られたり、アレンジメントにされることが多いです。
亡くなってから、通夜や告別式までの間に故人が安置されている場所に届けられるのが一般的です。白を基調とし、落ち着いた色の花が選ばれます。
枕花についてはこちらの記事もご覧ください。
枕花とはなにか|日比谷花壇のお葬式>>
■献花とは
献花とは、葬儀の際に故人へ花を供える儀式で、仏式の焼香や神式の玉串奉奠に相当します。主にキリスト教式や無宗教の葬儀、お別れの会などで執り行われます。献花には、故人を偲び、別れを告げる弔いの意味が込められています。参列者が一人ずつ祭壇へ進み、用意された花を献花台に供えるのが一般的です。花は葬儀社が準備することがほとんどで、白系のカーネーションやユリなどがよく用いられます。自分で花を持参する必要はありません。献花の手順は、遺族に一礼後、スタッフから花を受け取り、祭壇前で一礼し、花を献花台に置いて黙祷、再度一礼して席に戻るという流れになります。
■祭壇に飾る生花
近年、祭壇を生花(本物の花)で飾ることが増えてきました。
日比谷花壇のお葬式では、すべてオリジナルの花祭壇を多数ご用意しています。
花祭壇|日比谷花壇のお葬式>>
故人がお好きだった色、ご家族との思い出の景色、故人のご性格、故人のお仕事などを表現した花祭壇をオリジナルで製作することも可能です。
お花はいろいろな色、形で咲き、会場全体をよい香りで満たします。そしてその花の姿や香りが、家族や参列者の悲しみを癒すお手伝いをしてくれます。
家族葬で供花を手配する方法
家族葬に供花を出す際には、葬儀社、花屋、インターネットを通じて手配できます。手配する際は、通夜当日の午前中、遅くとも告別式が始まる前までに届くように手配するのがマナーです。宛名や札名の書き方にも注意が必要です。
■葬儀会社に依頼して手配する
供花の手配方法として最も一般的なのは、葬儀を執り行う葬儀会社に直接依頼することです。
供花を依頼する際は、まず葬儀を行う葬儀社に連絡を取り、供花を贈りたい旨を伝えます。その際、喪家の名前と葬儀の日時を正確に伝えることが重要です。葬儀会社によっては、供花のカタログやプランが用意されており、予算や故人との関係性に合わせて選ぶことができます。
訃報などで供花を受け付ける専用の窓口が案内されている場合は、そちらに問い合わせましょう。専用の電話番号やWEBサイトが用意されている場合もあります。
葬儀社が不明な場合は、葬儀会場に連絡して担当の葬儀会社名を確認し、改めて葬儀会社に連絡するのがスムーズです。
■花屋で手配する方法
花屋に直接依頼する場合、故人が好きだった花や特定の花を選べる自由度があります。
ただし、葬儀会場によっては外部からの供花を受け入れていない場合もあるため、事前に葬儀会社に確認することが不可欠です。
葬儀社によっては提携している花屋があり、そこ以外からの供入を制限しているケースも見られます。そのため、まずは葬儀を執り行う葬儀社に連絡し、外部の花屋からの供花が可能か、またその際のルールや注意点を確認してから手配を進めるようにしましょう。
宗教や宗派によって適切な花の種類が異なる場合もあるため、その点も葬儀社に確認しておくと安心です。
■インターネットでの手配方法
インターネットでも供花の手配が可能で、オンラインの供花サービスを提供する事業者が増えています。
これは近年広まっている方法です。自宅から手配できるため、遠方の場合や多忙な場合に便利です。オンラインサービスでは、供花の購入に加え、葬儀社との連絡代行や葬儀会場への配送を任せられる場合もあり、利便性が高い点がメリットと言えます。供花と併せて弔電を送れるサービスもあります。
ただし、インターネットで手配する場合も、花屋に依頼する場合と同様に、事前に葬儀社に確認を取り、供花を受け付けているか、手配に関するルールなどを把握しておく必要があります。
■札名の記載方法
供花に添える札名には、贈り主の名前を記載するのが通例です。
個人で贈る場合はご自身の氏名を、連名で贈る場合は人数によって記載方法が変わります。たとえば、
◆ご家族やご親戚一同で贈る場合:「〇〇家一同」「親戚一同」
◆会社や団体で贈る場合:「〇〇株式会社一同」「〇〇株式会社 〇〇部一同」
◆友人一同として贈る場合:「友人一同」「〇〇大学 友人一同」
◆連名で個人名を記載する場合:
一般的に2~4名程度が適しており、それ以上の人数の場合は「一同」でまとめると札名が見やすくなります。
◆夫婦で贈る場合:
通常夫の名前のみを記載することが多いですが、夫婦連名にする場合は「山田太郎 花子」のように苗字の下に名前を並べて記載します。
札名への記載内容に迷う場合は、葬儀社に確認してください。
家族葬の供花の相場と費用
家族葬で贈る供花は、1基あたり10,000円から30,000円程度が一般的な相場です。
故人との関係性によっては、2基で1対として贈る場合もあり、その際は費用も倍になります。
供花のスタイルには、フラワースタンドやフラワーアレンジメント、かご盛などがあり、一般的にフラワースタンドが高価な傾向にあります。
枕花の場合は、5,000円から2万円程度が相場とされています。場所の広さやご遺族への配慮から、あまり大きすぎる供花は避けた方が良いでしょう。予算や会場の規模などを考慮し、葬儀社や花屋に相談して手配することをおすすめします。
家族葬で供花やお花を辞退された場合の対応
家族葬で供花を辞退された場合は、ご遺族の意向を尊重することが大切です。
弔意を示したい場合は、供花以外の方法を検討しましょう。無理に何かを贈るよりも、お悔やみの気持ちを伝える別の手段を選ぶ方が、ご遺族への配慮となります。
■弔問の可否を確認する
家族葬に招かれなかった場合でも、故人とのお別れをしたいと考える方もいらっしゃるでしょう。その際は、遺族に弔問に伺っても良いか確認が必要です。
弔問(ちょうもん)とは、お悔やみの気持ちを表すためにご自宅に伺うことです。
葬儀の直後は遺族も対応で忙しいため、葬儀後落ち着いた頃を見計らい、事前に連絡して弔問の可否を確認しましょう。弔問を打診する際は、遺族の都合を最優先し、失礼のないように丁寧な言葉遣いを心がけてください。遺族が弔問を辞退される場合は、その意向を尊重し、無理強いしないことが大切です。
■香典やお花代を送る場合
香典やお花代を後日送ることも検討できます。香典は遺族の負担を軽減する目的があり、お花代は葬儀で飾る花のために使ってもらうお金です。これらは弔問時に手渡し、または現金書留で郵送することが可能です。ただし、香典やお花代についても遺族が辞退されるケースがあるため、事前に遺族の意向を確認してください。無理に渡そうとするとかえって迷惑になるため、遺族の気持ちを尊重しましょう。香典やお花代を渡す場合は、香典袋や不祝儀袋を使用するのがマナーです。
■お供え物を用意する方法
お供え物を用意する際は、まず遺族がお供え物を受け取るかどうか確認する必要があります。家族葬では、準備の手間などを考慮して供物や供花を辞退されるケースが多く見られます。
もし辞退されていない場合は、故人への感謝や弔意を示すために品物を用意します。
仏式では線香やろうそく、果物、お菓子、缶詰などが一般的です。
神道では海産物やお酒、キリスト教では生花が良いとされています。
どのような品物を選ぶかは、宗教や地域の習慣によっても異なります。
お供え物の相場は3,000円から1万円程度が多いですが、香典も渡す場合は数千円程度でも問題ありません。遺族に負担をかけないよう、常温で日持ちする個包装の品物を選ぶと良いでしょう。直接渡す場合は、お悔やみの言葉とともに渡し、郵送する場合は通夜の前日か当日の午前中までに届くように手配します。
■後日、お悔やみを伝えるときの注意
弔問が難しい場合は、お悔やみの手紙や電話、メールなどで弔意を伝えることも可能です。いずれの方法でも、遺族への配慮を最優先に考え、簡潔に気持ちを伝えるように心がけましょう。また、遺族が香典や供物を辞退している場合は、その意向を尊重し無理に渡さないことが大切です。無理強いすると、かえって迷惑になることもあります。
家族葬で供花をいただいた場合のお返し
家族葬で供花をいただいた場合、基本的にお返しは必須ではありませんが、感謝の気持ちとして何か品物をお贈りするとより丁寧です。特に「返礼不要」の意向が示されていない場合は、お礼状とともに品物を贈るのが無難な対応と言えます。故人へのお悔やみの気持ちだと受け取り、お返しをしないこともありますので、ご家族のお気持ちで決めていただいて大丈夫です。
お返しの品物は、お茶やお菓子、洗剤などの「消え物」を選ぶのが一般的です。これは、悲しみや不幸を後に残さないという意味合いがあります。また、不幸を拭い去るという意味でタオルもよく選ばれます。
お返しの金額の目安は、いただいた供花額の3分の1から半額程度とされています。家族や親族からの供花に対しては、この相場より低くても失礼にはあたりません。お礼状を添えることで、供花を受け取った報告と感謝の気持ちを伝えられます。
さいごに
家族葬で供花を贈る際は、まずご遺族の意向を確認することが大切です。
供花を辞退されている場合があるため、事前に確認せず贈ることは避けるべきでしょう。訃報で供花の辞退について確認します。わからない場合は葬儀社に問い合わせても全く問題ありません。
また、供花を贈る場合は、葬儀や告別式に間に合うよう、できるだけ早く手配しましょう。宗派によって適切なお花の種類が異なる場合があるため、不明な場合は葬儀社に確認すると安心です。
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